孤食・貧困

夏休みも「食」と「学び」を届けるこども食堂を地元につくりたい!

酒本 涼

  • 支援総額

    ¥59,000

    目標金額 ¥50,000

    118.00%
  • 支援者数

    19

  • 残り

    0

はじめに

アクセスいただき、ありがとうございます。

「ママ、いつもお仕事で疲れちゃってて、一緒に遊んでくれないんだよ」

休みが明けた月曜日、子どもたちと一緒に学校から学童まで歩いていたときの話です。ある子が家で一人で過ごしているときの寂しさが伝わってきました。

「ママに昨日、一緒に遊ぼう!って言ったんだけど、『疲れたから一人で遊んでて』って断られちゃったんだよ。家にいても、つまらないんだよ~」

 

もちろん、このような話ばかりではありませんが、

「家にいても、つまらないんだよ。だって、ゲーム飽きちゃったんだもん」

そんな声も聞こえてきました。詳しく聞いてみると、家で弟と二人で過ごしているときには、いつもゲームをしていて、何時間も遊んでいるからつまらないのだ、ということでした。

 

その子に限らず、学童に通う子どもたちは、寂しいエピソードだけを話しているのではありません。嬉しかったことや楽しかったことについても、たくさんのエピソードを話してくれます。

「今週の土曜にね、ディズニーランド行くんだ!」

「今日ね、お父さんが18時に迎えに来てくれるんだ!」

日常の楽しいことは私たちにとっても思い出となりますが、子どもたちにとっても貴重な時間であると、改めて感じることができました。

 

自己紹介

申し遅れましたが、学童で支援員をしております、酒本涼と申します。

 

さいたま市で生まれ、さいたま市で育ち、現在もさいたま市で暮らしています。

小学校教員を退職したのち、家庭教師を務めたり、学習支援に携わったりして、教育や福祉の現場で活動してきました。

 

ひとりで過ごす子どもたちにお弁当と学びを!

貧困家庭、共働き家庭、ひとり親家庭など、平日の仕事の疲れや休日勤務によって、休みの日に子どもたちと十分にコミュニケーションをとることが難しい保護者の方がいます。
そのような家庭の子どもたちに、おいしいお弁当たのしい学びを届ける場を開くために、ご支援をお願いいたします!


楽しい食事を子どもたちに!

子どもたちが夏休みの間、働くお母さん・お父さんは、子どもと遊びに行くことや、お昼ご飯を一緒に食べることは、あまりできません。

そのため、一人でゲームをし続けたり、一人でコンビニで買ったお弁当を食べたりする子どももいます。

コンビニで買ったお弁当は、味はおいしいです。しかし、一人で食べるよりも、誰かと一緒に食べることで、よりおいしく感じられるのではないでしょうか?

 

そんな子どもたちのおなかを満たすことができ、同じものを一緒に食べることで食事を楽しむことができるように、お弁当を提供します!

見通しをもてる夏休みを!

また、夏休みの過ごし方について見通しをもてないまま、お家の方になかなか相談できず、不安な気持ちで夏休みを迎えている子どもたちがいます。

「自由研究、何をすればいいんだろう?」

「ポスター描かないといけないんだよね。」

「学校の授業で分からなかったところあるんだよな。」

 

そんな子どもたちが夏休みの計画を立てて、少しでも明るい見通しをもてるように、学習支援を実施します!

 

支援が必要な理由

「親が仕事をしている子どもたちは、学童に行けているんだから、わざわざ開かなくてもいいじゃないか」と思われる方もいるかもしれません。

しかしぼくは、夏休みだからこそ必要だ。と思うのです。

 

普段、学校にいる子どもたちは、8時から15時頃まで家にはいません。帰宅後、自宅に親が帰ってくる夕方までお留守番しているので、1人でいる時間は短くなります。

しかし、夏休みの平日はどうでしょうか?

学童に行くことのできない子どもたちは、学校にいる8時から15時までの長い時間をも、一人で留守番をすることもあるかもしれません。

長い時には、朝から夕方まで一人で家で過ごすこともあるかもしれません。

だからこそ、夏休みに大人や同年代の子どもたちと一緒に過ごすことのできる空間が必要だと思います。

 

今回、ぼくが生まれ育ったまち、さいたま市で地域の子どもたちへ「食」と「学び」を届ける子ども食堂をつくることにしました。

 

健全に運営するために必要な費用を集めたいと思っています。

温かいご支援をよろしくお願いいたします!

 

なぜ、お弁当と学習支援なのか?

今回のプロジェクトを通して、「お弁当の提供」と「学習支援」の二つを同時に実施することにこだわりました。

 

これまでの経験から、同じ空間で・同じものを・同じ時間に食べることが、信頼関係の構築へとつながると感じています。

 

学校の給食でカレーが出たある日のことでした。給食当番の子どもが担任である私のおかずやご飯を大盛りにしました。子どもたちは「先生は、絶対に残すよ!」と言いながら、ニコニコしていましたが、私はぺろりと平らげました。

子どもたちは、「今日は残すと思う!」と何度か大盛りにしたり、「ぼくも食べる!」と宣言して自身の給食を大盛りにしたりしていました。

2学期後半からの出来事でしたが、次第に子どもたちとの関係性が強くなってきて、3学期の頃には子どもたちの様子も大きく変わりました。

 一緒に食べるカレーが、「先生と児童」「大人と子ども」といった関係を、「人と人」という関係にほどいていくきっかけになっていたように思います。

 

また、学童で子どもたちと一緒の部屋で違う種類のお弁当を食べていても、「からあげちょうだい!」「えっ、いやだよ〜」といった会話が生まれました。

同じメニューであれば、「今日の豚汁美味しい!」「おかわりある?」といった、より多くの話題が出ることが想像できます。

 

「食」によって築かれた信頼関係は「学習」の土台になります。

 

わたしは、教員として2年間、学習支援ボランティアとして5年間、塾講師や家庭教師として2年間。立場を変えても、「子どもたちと一緒に学ぼう」という想いにこだわって、子どもたちと関わってきました。

 

信頼関係を構築するには、子どもに『わからないことを打ち明けても、この大人は一緒に考えてくれる』と感じてもらう経験がとても大切である、と強く感じています。

 

信頼関係を築くことで、子どもたちはすくすく成長することができ、大人たちは一緒に成長していくことができます。豊かに成長していくためには、『食』と『学習』という二つはどちらも欠かすことはできません。

 

タイムスケジュール

子ども食堂は、次のスケジュールで開催する予定です。

10:00~12:00 学習支援(まなびの時間)

12:00~12:40 子ども食堂(もぐもぐタイム)

12:40~14:00 居場所支援(ゆるっとタイム)

14:00~16:00 学習支援(まなびの時間)

学習支援・・・夏休みの課題や学び直し、予習など

子ども食堂・・お弁当や飲料の提供など

居場所支援・・オセロ、ボードゲーム、おしゃべり、読書、音楽鑑賞など

夏休みに、子どもたちにごはんと学びを届ける場を開くために、ご支援をお願いいたします!

 

支援の使い道

今回、ご支援いただいたお金は、以下のように利用します。

 

合計:50000円

・場所を借りる費用:4280円×2回=8560円

(西与野コミュニティホール:多目的ルーム)

・保険料:840円×2回=1680円

・お弁当・飲料代:600円×30名=18000円

・食材費:200円×30名=6000円

・地元の小学校、中学校に配布してもらうためのチラシ代:3500円

・食品衛生責任者講習参加費:10000円

・消毒液、筆記具などの消耗品代:2260円

 

会場について

子ども食堂は、さいたま市中央区桜丘にある『西与野コミュニティホール』の多目的ホールを使用します。

多目的ホールは、小学生の時にクリスマス会などで利用した記憶があります。

定員が150名と大きい会場を確保しているため、感染拡大を防ぎながら、実施することができます。

 

スケジュール

夏休みの子ども食堂の開催に向けて、以下のスケジュールでクラウドファンディングを進めていきます。

2022年5月2日、5月7日 会場の確保

2022年5月11日(水) クラウドファンディングの開始

2022年5月下旬  開催場所の学区に子ども食堂開催のビラを送付

2022年5月下旬  参加者の募集開始

2022年5月31日(火) クラウドファンディングの終了

2022年5月下旬  リターンの提供開始

2022年6月中旬  提供するお弁当・飲料の確保

2022年6月下旬  運営するボランティアの募集

2022年7月22日(金) 子ども食堂(10時~16時)

2022年8月5日(金) 子ども食堂(10時~16時)

2022年9月中旬 リターンの提供完了

 

このクラウドファンディングは、All-in 方式で実施します。

目標金額に到達しなかった場合にも、プロジェクトを実行します!

 

リターンの紹介

リターンの紹介です。

《1000円》【活動を温かく見守る券】

・オープンチャットに参加いただくことで、活動報告を受け取れます。

 

《3000円》【現場の声を聞ける券】

・オープンチャットに参加いただくことで、活動報告を受け取れます。

・活動レポートをPDF形式で受け取っていただくことができます。

 

《5000円》【胃袋をつかむ券】

・オープンチャットに参加いただくことで、活動報告を受け取れます。

・10人分のお弁当を購入し、提供することができます。

 

《5000円》【会場代は任せろ!】(限定2名)

・オープンチャットに参加いただくことで、活動報告を受け取れます。

・会場を借りて、提供することができます。

 

《15000円》【あなたをご紹介!】(限定2名)

・オープンチャットに参加いただくことで、活動報告を受け取れます。

・活動レポートをPDF形式で受け取っていただくことができます。

・ご希望があれば、レポートの中でお名前紹介させていただきます。

 

さいごに

大学時代から学習支援ボランティアに参加してきたことによって、気がついたことがあります。

 

その一つが『継続支援の難しさ』でした。

 

学習支援教室といいながら、中学2年生まで対象だった子どもが中学3年生になると参加できなくなったケースは、やり場のない怒りと同時に、自分たちのできることの少なさに悔しさを感じました。

 

たとえ、参加しているボランティアもスタッフも、誰もが継続的に支援する必要があると感じても、その子が支援対象から外されてしまうと教室に居ることができなくなってしまうケースは、少なくありません。実際に、学習支援教室では、保護者の収入によって対象・対象外が決定してしまうため、本当に必要なタイミングで切り離されてしまいます。

 

もしも、本プロジェクトが成功し、子どもや保護者、地域の方々からの要望が多ければ、『継続支援』を行うことが可能になります。

そのきっかけとして、まずは2回、子ども食堂を開催します!

 

~継続のために~

このクラウドファンディングを終えた後も、毎月1回継続していきたいと思っています。

そのために、大きく3つの取り組みを行なっていきます。

・「子ども食堂・未来応援基金」をはじめとした、助成金を申請する。

・「すくもぐネットワーク」の会員への登録を募る。

・自治会、社会福祉協議会、近隣の子ども食堂、商工会議所、学校、教育委員会等と連携する。

 

さいたまの子どもたちへの継続的な支援を実現するために、まずはこのプロジェクトを確実に成功させたいと思っています。温かい応援をよろしくお願いいたします!!

 

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【プロフィール】

プロジェクト責任者:酒本涼

 

1995年5月14日、さいたま市に生まれ、それ以来ずっとさいたま市で暮らしています。

さいたま市内にある幼稚園を卒園後、与野西北小学校、八王子中学校を卒業。高校もさいたま市内にある公立高校へ進学しました。高校卒業後には、埼玉大学に進学し、学習支援ボランティアや学習塾講師、学園祭実行委員など、様々な場面で子どもたちと関わってきました。

 

大学卒業後、さいたま市の小学校教員として2年間勤務し、2021年3月31日に退職。2021年4月1日からは、学び創造舎ムゲンダイの代表として活動を開始し、1年間家庭教師を務めました。

 

2021年7月からは、学童の支援員として現場で活動を始めたり、2022年3月からは、ふらっとスクールMomoをさいたま市内でスタートさせたりするなど、活動の幅を広げています。

 

今回のプロジェクトは、『貧困』『孤食』『学習困難』などの様々な社会課題にアプローチでき、『地域コミュニティ』を活発化する一助となると信じています。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ご支援と応援のほど、よろしくお願いいたします!

 

【活動報告】(最終更新:2022年5月14日)

活動報告は、本ページを更新するほかに、支援いただいた方限定のものを用意し、オープンチャット(「OC」と表記)内でお知らせいたします!

 

〇活動報告No.1

2022年5月6日 助成金の申請を行ないました。決定時期は6月下旬の予定です。

◯活動報告No.2

2022年5月11日 支援金額が目標金額の24%に到達しました!

◯活動報告No.3

2022年5月12日 子ども食堂を営む方に、お話を伺いに行ってきました。学びを得ることができ、来月には見学に伺う予定です。詳しくは、OCにて!

◯活動報告No.4

2022年5月13日 支援金額が目標金額の46%に到達しました!

◯活動報告No.5

2022年5月14日 子どもたちへのお弁当アンケートを実施しました。意外な結果を得られました。詳しくは、OCにて!

◯活動報告No.6

2022年5月16日 総会を開催しました。お弁当に関する報告も行ないました。詳しくは、OCにて!

同日、目標金額の80%に到達しました!

◯活動報告No.7

2022年5月21日 目標金額の100%に到達しました!

セカンドゴールは設定せず、オーバー分は全額、『食』や『学び』として、子どもたちに還元します!

リターンを選ぶ

¥1,000

残り 90人

【活動を温かく見守る券】
・オープンチャットご招待

オープンチャットにご招待し、プロジェクトの進捗をお知らせします。
たくさんは支援できないけれど、頑張ってね!と応援したい方に、オススメのリターンです。

(お届け予定:2022年6月~2022年8月頃)

  • 支援者10

  • お届け予定
    2022年6月

¥3,000

残り 47人

【現場の声を聞ける券】
・活動レポート
・オープンチャットご招待

活動レポートをPDF形式でお送りします。
また、オープンチャットにご招待し、プロジェクトの進捗をお知らせします。
(お届け予定:2022年8月~2022年9月頃)

  • 支援者3

  • お届け予定
    2022年8月

¥5,000

残り 0人

【会場代は任せろ!】
・オープンチャットご招待

オープンチャットにご招待し、プロジェクトの進捗をお知らせします。
「箱は用意した!後は頑張れ!」と、応援したい方に、オススメのリターンです。

(お届け予定:2022年6月~2022年8月頃)

  • 支援者5

  • お届け予定
    2022年7月

¥5,000

残り 5人

【胃袋をつかむ券】
・オープンチャットご招待

オープンチャットにご招待し、プロジェクトの進捗をお知らせします。
参加者10名にお弁当を届けることができます。
(お届け予定:2022年7月~2022年9月頃)

  • 支援者5

  • お届け予定
    2022年7月

¥15,000

残り 1人

【あなたをご紹介!】
・お名前紹介
・活動レポート
・オープンチャットご招待

ご希望があれば、レポートの中でお名前紹介させていただきます。
活動レポートをお送りします。また、オープンチャットにご招待し、プロジェクトの進捗をお知らせします。
(お届け予定:2022年7月~2022年9月頃)

  • 支援者1

  • お届け予定
    2022年7月

  • 公開申請

応援コメント

  1. romi1225

    いつも一生懸命で、地道でひたむきな姿勢に刺激を受けています。応援しています!

  2. aikon612

    応援しとるけ、頑張ってーね!

  3. tadayoshi

    一番少額ですが、初めてクラウドファンディング挑戦してみました。
    ふらっとさん頑張って下さい

  4. allyes.hikaru

    応援しています!頑張ってください!新生光

  5. gizensyasensei

    ふらっとさん!!
    応援額達成おめでとう!!!
    最後の一人になろうとして何度か様子見てたら、完了してた!笑
    応援しています!ふぁいと!

  6. saruyarou12

    応援しています!頑張ってください!

  7. takaranranmk

    応援しています!頑張ってください!

  8. xtrmntr80

    すっかり支払い終わった気分になってたけど、応援間に合いました
    お話しさせて頂いたときの熱意、行動力のヤバさ、期待膨らみますね!

    このリターンを選んだ理由は…お話ししたときに「箱なんかなくても青空でも良くない?」とか言ってしまったな…と思い出してしまったからです…

    「箱は用意した!後は頑張れ!」
    って文言見たら、選ぶしかありませんでした(´∀`)
    …うまくボケれん文章になったな。
    すまん!!!

    まぁ、たったこれっぽっちですが、こどもたちには立派な大人に成長して欲しいなと思いますー。

    あ、運営さん、がんばれー!
    熱意と信念が、現実に当たって砕けたとして、目に見える結果が出ないときもあるかもしれません。
    その姿が誰かの胸に残れば、目に見える結果よりも遙かに大きいものになると思います。

    やっちまえ!

  9. Tamazoom

    素敵な取組応援しています!さいたまから頑張ってください!

  10. hitsuwari5th

    子ども食堂いいですよね!ぼくもバイトしていましたが、子どもたちが遊びと学びと食を通して笑顔になっていくのを、たくさんみました!応援しております!

  11. Kenta0920

    応援しています!頑張ってください!

  12. atsushi.kamoshida

    私も同じくさいたま市在住で子育て中なので、応援させて頂きたいと思います。
    食事の提供についてなのですが、食品ロス問題と組み合わせ、食べられるのに廃棄される食品を使った子どもたちへの食事の提供といった形で同時に2つの問題解決ができないでしょうか。もしそのような取り組みも今後行われるようであればまた支援させて頂きたいと思います。

  13. Tetsu_studioao

    応援しています!頑張ってください!

  14. kojiwatari

    応援しています!頑張ってください!

  15. miracle-yan

    応援しています!頑張ってください!

  16. apoapo0204

    応援しています!頑張ってください!

  17. asukaitoi

    応援しています!頑張ってください!

  18. FUJIWARA TAKASHI

    応援しています!頑張ってください!

  19. catherinecchi

    とても素敵な取り組みだと思います。
    子どもたちが楽しい時間を過ごせますように。
    応援してます。

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